
今回は久々にプロレス観戦記をちゃんと書きますよっ・・・と♪
行ってきました、10・13。いやー、面白かった。どの試合もそこへ至る流れ、バックボーンが明確に構築されているので非常に感情移入がし易い。なにより唐突なマッチメイクが殆どなかった点がいい。流れがぶつ切りで用意されたのは第0試合と第4試合だけじゃあないかな。ようやくストーリーラインを大切にしたプロレスが出来るようになってきたぜ、新日!!
会場へは16時過ぎに入場したのだが、席についてまず向正面が全て潰され超巨大なビジョンが設置されていたことに驚かされた。まさに『デカカァァァァァいッ 説明不要!!』といった感じ。WWEのタイタントロンよりもデカかったよ、アレ。その向正面以外の席は試合開始前にはほぼ満席状態。会場の雰囲気はかなりいい。こういったステージ演出の仕方もアリということか。
第0試合 15分1本勝負
ミラノコレクションA.T. 石狩太一vs井上亘 田口隆祐16時半過ぎに第0試合が開始。それも結構豪華な顔触れ。会場入り前から泥酔してウトウトしていたので完全に油断していたw。意外と言っては失礼か、ミラコレ石狩組の連携攻撃が良い。その流れであわや石狩が田口を葬るかと思われた瞬間、逆転の丸め込みで田口が勝利。亘に関しては余り印象に残らなかったね。
そして、17時過ぎに興行がいよいよスタート。
第1試合 60分1本勝負 IWGP Jr.タッグ選手権試合
裕次郎 内藤哲也(挑戦者組)vs稔 プリンス・デヴィット(第21代王者組)稔ファンを自認するわたしなのだが、この試合だけはNO LIMITに勝って欲しいという心情があった。そして、熱きシーソーゲームを裕次郎と内藤は制し、王者であったプリプリの上を見事に行ったのだ。フィニッシュとなった内藤のスターダストプレス→裕次郎のインカレスラムの連携は説得力十分。溢れるパワーでストロングスタイルを体現する裕次郎と類稀なる身体能力で闘魂を表現する内藤。二人合わせてNO LIMIT!!このタッグチーム、実に気に入ったぜ。
第2試合 30分1本勝負
ロウ・キー 邪道 外道vs獣神サンダー・ライガー 金本浩二 タイガーマスクG・B・Hのトリオが素敵過ぎる。そして、その中でもやはりロウ・キーの機動性は特筆モノ。ライガーを撃沈したフィニッシュのキークラッシャー'99、久し振りに観たなぁ。試合後、田口が乱入してどどんでそのロウ・キーを強襲したのも良かった。『相当な自信を持って〜』という田口の言い回しには何故か笑ってしまったw。
第3試合 30分1本勝負
真壁刀義 矢野通 石井智宏vs小島聡 KAI 大和ヒロシ噂に高いKAIをついに生で観る事が出来るとあって、非常に興味津々だった一戦。が、試合はG・B・Hの独壇場に。真壁を筆頭に実に悪い奴等だぜ、この3人w。それに対し結成からまだ日の浅いF4は連携不足は否めない。KAIはキャリアを考えれば出来る選手だとは感じることが出来たが、わたしが事前に期待していた程の領域までではなかったかな。あと、矢野は普通に闘ってもいけるよなぁと大和を屠った鬼殺しを観てふと思った。
第4試合 30分1本勝負
中西学 吉江豊vs蝶野正洋 棚橋弘至棚橋の存在感がちょっと可笑しい程凄過ぎるw。もうね、変なオーラがあるのよw。いやはや、マジ惚れたぜw。いや、その実ロクに試合はしていなかったのだがねw。中西吉江組って何気にG-EGGSタッグなので懐かしい。このタッグで6年前にはワイルドUの持つGHCタッグに挑戦したりなんかもしていたよねぇ。蝶野さんは・・・うーん。コンディションがそれ程良くなかったのかも。
第5試合 30分1本勝負
ジャイアント・バーナードvs後藤洋央紀試合はバーナードのセコンド、アンダーソンの一人舞台。彼のひとを惹き付ける動きは面白過ぎるねw。あんなのが相手のセコンドに付いているんだから洋央紀も辛かろうよ。あれじゃあ勝てんさ。
第6試合 無制限1本勝負 チェーン・デスマッチ TENZAN vs G・B・H 2nd conviction
飯塚高史vs天山広吉試合は開始からほぼ天山ペースに。折角のチェーンも双方の引っ張り合い等にしか使わず、割と普通の試合っぽく推移していたかに思えた。が、双方のセコンド、特に小島と真壁の介入からは展開が俄然変化する。そうなのだ。飯塚高史、何故そこまでチェーンの扱いが上手い!?天山をチェーンでグルグル巻きの拘束刑に処すると、その後はもう一方的に攻め続ける。最後は飯塚がチェーンで天山を窒息させての失神KO勝ち。見事・・・これは素晴らしい。認められた凶器であるチェーンを巧みに操った飯塚が完勝を収めた試合だった。
第7試合 60分1本勝負 世界ヘビー級選手権試合
永田裕志(挑戦者)vs田中将斗(王者)セミがこの日のベストバウト。永田さんが田中将斗を完膚なきまでに叩き潰して劇勝!!序盤から中盤にかけては張り手、蹴りの打撃で圧倒。中盤に盛り返され、田中のスライディングD連打で昏倒には思わず敗けたかと思ったぜ、永田さん。だが、魅せてくれたよねぇ。終盤の怒涛の攻撃ラッシュは圧巻で、フィニッシュのバックドロップホールドが決まった時には両国国技館大爆発。起承転結の展開が余りにも完璧過ぎる大満足の試合だった。ぶっちゃけZERO1MAXは個人的に大嫌いな団体なのでこの敗北には心底ざまあw。これでくだらん対抗戦はもう終わりよねw。
第8試合 60分1本勝負 IWGPヘビー級選手権試合
中邑真輔(挑戦者)vs武藤敬司(第49代王者)セミで余りある多幸感に浸ることが出来たにも関わらず、メインのIWGP戦では中邑が・・・。武藤敬司、そこでフランケンシュタイナーかよ!?天才の閃きで完璧にスリーカウントをやられたね。というか、中邑は終始奮闘したものの前回の対戦同様に武藤の掌の上で転がされていた感があった。いかに武藤のシャイニングウィーザード乱れ撃ちやムーンサルトプレスを凌いだところで、どうしても自分のペースでは闘っていけないんだよなぁ。中邑自身の関節技やランドスライドがイマイチ説得力に欠けた点も惜しまれる。敢えて言えば、ドラスク地獄が始まった時にはもう武藤ワールドが全開。既にどっぷり嵌ってしまっていたという。否、中邑だけでなく会場全体が、武藤のエントランステーマTRANS MAGICが場内に鳴り響いた瞬間、キター!!って空気になっちゃっていたことは否定しないよw。そして、試合終了後にはHOLD OUTの大音響で幕。ああ、駄目だ駄目だ全然駄目だぜ。わたしがプロレスを観続けることを決定させた漢、武藤敬司。今も決して嫌いじゃあないけど、その今の彼は新日の外敵なんだぜ!?・・・無念。
終わってみれば、ゴールは20時半頃となったロングラン興行だった。ちと疲れたw。
2008/10/28 20:21追記
当記事が
−プロレス専門BLOG:ブラックアイ2−さんの
今更、10.13 新日本 ・両国大会観戦記を集めてみたの記事にて紹介されました。ありがとうございます!!
posted by エイブ@管理人 at 01:15|
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